「椿~~~~~~~~~~~~!!大丈夫か~~~~~~~~~~!!」

そう叫びながら、廊下を全力疾走する緑涼。その後ろを狐姿の火燐と風燕が後に続いている。そして、椿の部屋につくやいなや力任せにドアを開いた。

「緑涼さん・・・」

泣きそうな顔で緑涼に抱きついた椿。その身体は振るえていて、瞬間の恐怖を緑涼は体中に感じていく。

「椿!!」
「椿ちゃん!!」
「火燐さん!!風燕さん!!」
「もぉ~大丈夫だ!俺達がついてるからな!!」
「それにしても、かなり揺れたな。」
「んだ!」

そんな話をしている間も、島は光の雄叫びのせいで揺れている。緑涼は、椿をさっと抱えるとそのまま全速力で大広間へと向かっていくのだった。

その頃、禮漸はというと・・・

「久しぶりだね~こうやって、知らない奴、ぼっこぼこにすんの(笑)」
「そうね。私たちがこうやってそろうとわくわくするわ、禮漸さん(笑)」
「お前らな~(呆)」


禮漸、弦龍、虎黎
昔の彼らが再び集まって暴れようとしていた。

もうすぐであろう結界の崩壊を合図に・・・