煙草に火をつけると、男はトボトボと階段を下りようとする。そのとき、彼の視界に一人の男の姿が眼に入る。

「尚澄。お前のせいでかなり拗ねてるぞ、あいつ。」
「う~ん、そうだよね・・・光(こう)君にとって椿ちゃんは・・・。」
「それ知っててなんで・・・とにかく、お前と涼香はちょっと頭冷やして来い(怒)」
「はい(泣)」

うなだれながら自分お部屋に戻っていく尚澄。その後姿を男は見送ると、キッチンへと向かっていく。

「お帰り(笑)」
「なんだ、いたんだ。」
「いたんだって・・・後片付けしてんだよ、瀧蒸(そうじょう)お前がしないから。」
「骸(むくろ)・・・俺は、光の様子見に行ってたんだけど。」
「そっか。で、どう?」
「ちょっと開いたんだけどね・・・すぐ閉められた(呆)」
「重症だな(呆)」
「とにかく、しばらく中断だな(笑)」
「そだね(笑)」

キュ・・・