家の扉の前まで きっちり送ってくれる。 「今日は、ありがとう。綾菜。」 「・・・え。えぇ。 あの、その。」 「ん?何?」 いうなら、 今しかない。 これ以上 あなたに ドキドキする前に・・・ 「あの、海人部長・・・。 私・・」 「ん?」 首を傾げて 私を見つめる姿に 心がまたときめく。 でも・・ 「私、海人部長とはお付き合い、できません。」 「え?」 眉間にぎゅっとしわを寄せた 部長。