「んっ・・・・・」


優しいキスから、激しいキス。


でも、春君の触れ方は、すごい優しくて。


私の初めてが、春君でよかったなぁ、


って思ったんだ。


・・・・ぁ、私初めてだったんだ。


馬鹿みたいに、今思った。


そう考えたら、少し怖くなって。

目をギュッとつぶった。


「・・・・大丈夫やで?」


そんな気持ちが伝わったのか、頭を優しく撫でて、そう言ってくれた春君。


「ン・・・・っうん・・・」


あんまり、余裕がなくて。
そんな返事しか出来なかったけど。本当は、本当はすごい嬉しかったんだよ


「っ・・・・痛ない?」


そっと、言ってくれた春君。


「ン・・・・・ッッ大丈夫だよ?」


痛みさえも、甘く感じて。


もっと、


もっと、


春君が愛しく思えて。


「・・好きッッ・・・・・ッ」


私の言葉に、返事はなくて。


代わりに、ギュッときつく抱きしめられた。


「・・・・・・ッッ愛してる・・・・・」


その言葉に、涙が溢れた。


初めて言われた『愛してる。』


は、


暖かくて、


優しくて、


これ以上の幸せは、ないんじゃないかと思えた。


生きててよかった。


大袈裟かもしれないけど、


本当にそう思えたんだ。


生まれて来て、


春君に出会えて、


本当によかった。


・・・私も、


春君の事、


何よりも、


誰よりも、


世界で一番、


愛してます。