「はぁ、お父さん・・・。」


「何で溜息なんだよ。」


やっぱり・・・お父さんだし。


「何やってんの?」


「口説かれてた。」


「相変わらずだね。」


うちの父親は、女ったらしではないんだけど。


何てゆうか・・・イケメン?


「何で帰って来たの??」


「あ〜何か何日か空いたから帰ろうと思って連絡したらさ〜入院してるって。」


「ふーん」


父親は仕事で、アメリカに居て。全然帰ってこない。


「笑美を見舞いに来るような男はいねぇのか?」


「はっ!?」


「恋をしろ、恋を!!」


それだけ言うと、父はまたフラ〜っと消えた。


何なんだあの人は・・・。


恋をしろ・・・・・、か。







私に心が失くっても
それでも貴方を想い続ける。






中学の時に見た詩。


私が見る恋は、


いつも悲しみでしかなかった。