「おはよ〜笑美♪」


「あっ!おはよ。」


真奈の声でやっと我に帰った。


「ねぇ、笑美・・・」


「ん?」


「何か優がね、いつもに輪にかけて機嫌悪いんだけど・・・」


真奈がそっと、優を見ながら話してきた。


「しかもさ、いきなり『俺ってそんな小っちゃいか?』って言ってくるし・・・、」


真奈がすごい不審がってる。


「そーなの?」


「うん。」


そっと優を見ても、あまり変わりは見られなかった。


「まぁ優は何か分かりにくいもんね〜」


「そーだね、」


優は何かいつも掴めない、
まぁ、あの時泣いてる私に声掛けてくれたって事は、優しい・・・んだろうけど。


「おっはよ!」


「おはよ〜」


朝からハイテンションの梨衣子。

「朝帰りでしょ〜?」


「ひゃっ!?」


あまりの驚きに有り得ない声が出た。


「だってさぁ〜今日メイクとれてるのに遅刻じゃないじゃん?」


すんごい推理力・・・・。


「メイクしない時だってあるじゃん?」


「ま〜ノーメイクで学校来れるんだからいいよね。」


「いや、そんな・・・」


梨衣子は探偵になった方がいいんじゃないかと思う。


「会ってみたいなぁ〜」


「いや!会わない方がいいって!」