それでも、体は動かない。 俺はそっと、隣で俺の肩に頭を寄りかからせたまま寝ている、二歳年上の姉を見た。 姉と言っても、母親は違う。 つまり・・・異母兄弟だ。 身長が高くて、細くて、髪が長くて。 才色兼備。文武両道。まさに、完璧な人間。 そんな姉にこんな思いを抱き始めたのは、いつだったのか。もう、覚えてさえいない。 ただ言えるのは、俺がそれほど長い間姉貴に片思いしていると言う事。 そして・・・この思いは届くはずのない物だと言う事。