俺は、体中に汗をびっしょりとかいていた。 底知れぬ、不安と喜びと緊張と。 色々な物が少しずつ、だけど確かに俺を壊していく。 頭の中の信号機が、赤色に点滅した。 逃げろ。俺。 このままじゃ、捕らわれる。 この思いに。 この気持ちに。