「クラァス・・・」
心地のいい低音が
私の名を呼んでくれる・・・
響きが全身を包み込んで幸せになる。
だから、甘えてみたくなる
「クララって呼んでほしいなぁ」
って思ったら・・・
「だったら早く起きてこい
 ・・・クララ・・・」
って、夢の中の彼は
優しいだけの音で呟いてくれた。
「ふふ・・・夢だから
 甘やかしてくれるのかなぁ・・・」
ため息をつかれてしまった。
「つーか、ちゃんと甘やかしたいから
 ・・・早く起きてこい」

・・・・夢だから・・・・
こんな事いってくれるんだ・・・