ジフェルの身辺が
洗われたら陰謀も
きっと暴けるはずだ。

深夜もいい時間だが
事の緊急性が高いので
早速秘密裏に会議を招集するという

これから寝ないで話し合いは
行われるだろう。

私は、また彼に
ベランダまで送ってもらう

本を二冊抱えての
飛行も彼は苦でもなく
やはり事務的に私を下ろして
青い魔方陣の中に消えていった。

魔方陣が消えて
月光だけが明るくベランダをてらす

どうか、この国が守られますように・・・
そう祈って

私は部屋にはいった。