ハトナは
「お気に召していただき
 嬉しいです。
 陽のあるうちなら
 いつでもご利用ください。
 ただ外灯が少なく
 人もあまり来ないので
 夜はさすがにお勧めできませんので
 ご了承くださいませ。」
昨日の夜の散歩を知っているハトナの
さりげない忠告に感謝しつつ

「たとえば朝方に
 ここで体を動かしたいのだけど
 いいかしら」
剣術の稽古が日課になっている事をはなし、
あまり人がこないなら
棒切れを振り回しても
大丈夫だろうか?と聞いてみる

ハトナはしばらく考えてから
「承りました。
 警備の兵士にもそれとなく
 伝えておきます。
 くれぐれもお怪我のないよう。」
そう、答えてくれた。

朝食前の一時間程度という事で、
早速明日から早く起こしに
来てくれるという。

無表情でテキパキと
仕事をこなすハトナさすがだな。