次の朝、今日は集合はなくテントには数人の仲間とベリルがいるだけだ。
どうせ来るだろうと思われていたんだろうと考えると多少の悔しさはある。
確かに、どこかで遊ぶくらいならベリルを眺めている方が泉にとっては楽しい。
男が無言で近づくとベリルは一瞥しデスクに大きな紙を広げた。
「あん? 随分と虫食いだな」
「彼らも慎重なようでね。ようやくこれだけ調べる事が出来た」
見取り図を見下ろし泉とベリルは苦い表情を浮かべる。
どう見ても半分ほどはどういう造りなのか判断出来ない。
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