「ああ、あいつは違う。今来たやつと話してるのがベリルだ」

「えっ!?」

 小柄な金髪の方を示されて驚きを隠せないでいた。

「誰こいつ」

「俺が連れてきたんだよ。奴に紹介するのにも丁度いいと思ってな」

 参加メンバーにはすでに登録しているため、あとは顔合わせになる。

「しっかし、よくもあいつを呼んだよな。狙われてるんだろ?」

「それとこれとは別の話なんだとさ」

「へえ、奴らしいけどね」

「なんの話なんですか?」

 小首をかしげた青年に男は肩をすくめる。