【短編】もしもし?あたしの声、聞こえてる?


小雪→麻未


「小雪?」

「うっ、ぐすっ、ぐすっ」

「何?泣いてるの?」

「ころん・・ふぐっ、転んじゃったの」

「はぁ?どういうこと?大丈夫なの?」

「大丈夫だけどっ、足が痛くてっ、ぐすっ、動かやいの」

「動かない?何でっ?どこにいるの?」

「土手にいるの。ふぇっ、ぐすっ、智也に、直接、振られに行くのっ」

「はぁ!?馬鹿なの?なんで自分から傷つきに行くのよ」

「ふぇっ、」

「喋らなくてもいいわ。落ち着いたら喋っていいから。今から私が土手に行くから、待ってて。小雪のスマホの電源温存の為に一旦切るわよ。何かあったら電話して」

「うんっ、ぐすっ、」