小雪→智也


「もしもし」

「あっ!もしもし?智也?」

「毎日電話してんだから、呼び返すな」

「智也だねーいひひ」

「そうやって笑うな」

「だって、今日も声聞きたかったから」

「学校で話せばいいだろ」

「ダメなの。2人っきりで話したいの」

「俺達付き合ってないんだから、そんな事しても気持ち悪いだけだろ」

「えー、いいじゃん。私は好きだよ?」

「毎日俺ばっかに告白しないで他の奴を好きになれよ。知ってるか?3Aの五十嵐先輩、小雪の事好きらしいよ」

「でも私は智也が好きなの!」

「いいのかよ。学校でトップを争うイケメンと付き合わなくて」

「智也の方がかっこいいでしょ?それに優しいし」

「いい加減に俺を嫌いになれ」

「ううん。いやだ。智也大好き」

「はーあー、そうですね。じゃ、切るぞ」

「うん」

「おやすみー」

「おやすみ智也」