「本当!? 私本当は葉山少し気になってたんだよね!! 言うか迷ったんだけど、ハルに言ってよかった!!! ハル、ありがとう!!」 いいとも、いいとも。 私はどーせ、スミカの引き立て役なんだよ。 姫の横にはいつも、召使いがって、いうだろ? スミカが嬉しそうに笑うのを見て少しだけ、 ほんの少しだけ、悲しくなった。 私には持っていない、なんともいえないスミカの女の子のオーラがとてつもなく羨ましい。 こうやって、男も惹かれていくんだよ、きっと。