あれから半年ほど経った。 俺は松河さんって呼ぶのをやめ、美奈と呼ぶようにした。 美奈も俺のことを健二と呼ぶようになった。 少しずつだけど、前よりも美奈は明るくなった。 「健二ー今日はあそこのクレープ屋寄って行かない?」 廊下から美奈は俺に向かって話しかけた。 今は放課後。 教室の中はガヤガヤと騒がしかった。 身支度を早く済ませて、俺は美奈の待つ廊下に早足で向かった。