私が好きなのはキミだけだから。


「ねぇねぇ棗く〜ん、一緒の班になろぉよ!」



「修学旅行くらいは、彼女と別々でもいいんじゃない?」




皆さん、棗を誘いながら私を睨むのはやめてください


恋人宣言したときは納得してたくせに!




「ねぇ、棗くんってば〜」



その甘ったるい声は一体どこからでるのやら……




すると、後ろから梨花が声をかけてきた




「ちょっとめい、ほっといていいの?」



え……何を?



「何って…棗くんに決まってるでしょ!」