私が好きなのはキミだけだから。





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「そっか………」



私は、梨花に今までのことを全て話した



「ごめん。めいが辛い思いしてるときに、私何もしてあげられなかった」


梨花の目には涙が溜まっていた


「梨花は何も悪くないよ。むしろ、梨花のおかげで学校に来れてたようなもんだしさ!」


梨花に会えると思ったから、私はどんなに辛くても学校に来てたんだ


こんなに優しくて頼りになる親友なんか、そうそういないと思う



「それにね、今はこうやって話してても全然辛くないの」


少し前までは、思い出すだけでも心が苦しくなっていたのに



そう言うと、梨花はさっきとは一変してニヤリと笑った


え、なんか嫌な予感しかしないんだけど


「それ、もしかしてただのノロケ話?」