私が好きなのはキミだけだから。





「あ、いや、えっと…………」



「今…………なんて?」



ど、どうしよう…………


いきなり告白するつもりなんてなかったのに………



棗は私を抱きしめていた手を離して、私の目を真っ直ぐに見つめている



「なあ…………めい?」




いつもより色っぽい声に、頭がクラクラする




「俺、めいのことが……………」




チャラリラリン




「あっ…ごめん、私の携帯「好きだ」



「……………へ?」