「私……ずっとずっと大翔のことが好きだった。大翔を恨んだことなんて一度もない………。大翔以外の人を好きになるなんてありえないと思ってた………」
だけど………
棗はそんな私の心に光をさしてくれたの
強引で意地悪で俺様で…………だけど、ふとしたときに見せる優しい顔とか、抱きしめられたときの安心感とか、そういうのを思い出すと心があったかくなるの
胸がキュンとして、ずっと棗といたいと思ってしまう…………
「大翔のことは、今でも大好きだよ。でも、それは恋人としてじゃない…………。1人の家族として、お兄ちゃんとしてなの」

