その日から、夜は一人暮らしだった悠斗(ユウト)の家に泊まり、学校帰りに着替えを取りに家に帰った 悠斗ってのは小学校からのダチで、唯一めいのことを話した人だった 父さんたちには悠斗と勉強したいからとテキトーなことを言った 結局、俺は逃げたんだ めいに会うのが怖くなったんだ 大学は、前から志望していた京都の大学に行くことにした 少し前まではめいと離れたくなくて行くか迷っていたのに、結果的にめいと離れるために使うなんてな………