私が好きなのはキミだけだから。



朝食の時間になって、ご飯を食べるところへ行くと、棗と玲くんは先に来ていた



「上原、おはよう」


「おはよう、玲くん」


「昨日、棗に襲われたりしなかった?」



冗談混じりで玲くんがそう言うと、棗がすかさず


「俺がんなことするわけねーだろ」


とつっこんだ





こうやって周りにいてくれる人がいる


私を思いやってくれる人がいる


支えてくれる人がいる



だから私は…………






「棗、ちょっといいかな?」



朝食後、棗が部屋に戻ろうとするところを呼び止めた