私が好きなのはキミだけだから。




部屋が静かになって、思い出した




私…………

全部棗に話しちゃったんだ



私の過去のこと………




ガチャ




「めいー、ただいま!」



突然ドアが開いたから驚いてそっちを見ると、梨花が部屋に帰ってきたところだった




「あ、梨花!昨日の夜はごめんね?わざわざ玲くんの部屋いってもらっちゃって」



すると、梨花の顔が少し赤くなった気がした



「ぜ、全然大丈夫!」


「梨花………昨日の夜、何かあった?」


「え、いや、えっと………」



動揺する梨花


これは玲くんと何かあったな……




「あの………もう少し待ってくれない?いづれ話すから………」



「………わかった、待ってるね」



顔を赤くして話す梨花を見たら微笑ましくなっちゃって笑顔で応えると、梨花も恥ずかしそうに笑った