もう浪士からは声はしなかった。 ・・・奥の部屋から誰かの気配? 「誰かいるの?」 「沖田・・・だよね?」 「そうですよ。 僕って有名なんですか?」 「そうだね、有名だよ・・・ 嫌な意味で」 「わー、嬉しいですね」 「君達が守ってる幕府が僕の・・・僕の先生を殺したんだ!!」 「知りませんよ。 別に直接殺したわけでもないんですから」