美しい桜との約束

「恨まないさ。


こんな平助の幸せそうな顔を見て誰がお前を恨む必要があるんだ?


それに・・・平助はお前が責められたり、恨まれることは望んでないと思うし・・・」





チラッと藤堂さんの顔を見たら本当に幸せそうな顔をしていた。


良かった・・・。


私のした事は間違いじゃないんだ・・・。


気持ちが軽くなり少しだけ微笑んでしまった。


私は初めて人を殺した。


今は泣かない。


後で、後で・・・と自分に言い聞かせ屯所に戻った。