「呼んだか?」


「きゃあ!!」



「あー!ちょっとお兄ちゃん!
由真のこと脅かさないでよ!」


「おーわりぃわりぃ。
大丈夫か由真ちゃん」



 ぎ、ギリギリ大丈夫です。


 あー、心臓止まるかと思いました・・・。





 危うく殺人者になっていた、この方が緑さん。


 翠子に似た茶色い髪に、整った顔。


 常に笑っていて、明るい人。


 よくモテるらしい。


 まぁ、翠子や私に比べたら足元にも及ばないけどね。




「・・・リョウ?」


「・・・緑?」



 涼馬くんを見た緑さんは、挨拶もなしに呟いた。


 涼馬くんは真顔で緑さんの名前を呼ぶ。




 って、知り合い?




 私は翠子と顔を見合わせた。