私を、先が鋭い葉が囲む。
「裂く、」
―――――――ザザザザザザザザサッ!!!!!!!!
「夏夜ちゃん!!」
樹璃の声を聞いただけで、泣いている事が分かる。
――でも、
「炎破(えんは)。」
ボッ!!!!!
裂葉に火が付く。
そして、散りとなって、消えてしまった。
「―――――くっ、」
律佳が後ろに身じろぎする。
「あれ位で怯んでいるの?
――律佳、貴女も弱いのね。」
ガツン―――――ッ!!!!!
「うわ゛あっ!!!」
律佳の後頭部に向かって、投げられる石。
「――りっちゃん、こっちだよ!!」
樹璃!!?
「お前………っ、この私に石を投げるなんて、良い度胸してるな…………。」
律佳の後頭部に当たった石は、樹璃が投げた石。
樹璃の足はガクガクと震えて、目には涙が溜まっている。
「―――――扇。」
――シュンッ、
律佳の手元に扇が出現する。
――まずいわ………………。
「樹璃、逃げて………………っ!!!」



