大量のお買い上げにより、安くしてもらった。

その浮いたお金で刺繍糸も大量にお買い上げ。



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武田「団子食って行くか?」


莉奈「いや……早く取り掛からないといけなんです……。食べたかったなぁ」


武田「じゃあ……買って帰るか……」


莉奈「良いんですか?すみません」


武田「いや……隊費で……」


莉奈「……………………………。
帰りましょう…………………。」


セコイ組長だなぁ〜〜〜………。


古株なら絶対奢ってくれるのに……。


莉奈「ケチ」


武田「ん?」


莉奈「別に………。今日は付き合ってくれてありがとうございました。」


武田「気にするな……。お前の護衛だ」


古株なら……この大量の反物持ってくれたはず………


武田 観柳斎め〜〜〜〜〜〜!!!

一個位持てよっっっ!!!


ガバッ!


あぁ……始まった………


「久しいな……天女」


莉奈「ど〜〜〜〜〜〜も………」


武田「こいつは天女じゃない……。何者だっっっ!!!」


刀に手を添える武田………。


莉奈「黙って!武田 観柳斎!!!」


武田「お前が黙れっっっ!!! 名を出すな!莉奈に手を出したら容赦せぬ!!!」


莉奈「お前も今莉奈って言ったよな…。って違う! この人は」


武田「成敗してくれるわっっっ!!!」


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜…………」


武田「お縄に掛かって頂こう!」


「莉奈…反物貸せ。屯所まで運んでやる。この者はオナゴに荷を持たせる無礼者だな………」


莉奈「武田さんは良い人です。」


武田「貴様………」


莉奈「マジで黙って!!!」


ゲシッ!


足蹴りをかます莉奈


武田「案ずるな……俺がまもってやる」


莉奈「お前の方が心配だっっっ!!!」


「莉奈。貸せ」


莉奈「いや……あなたに持って頂く訳にはいきません」


「良いから」


ガバッ!


武田「盗っ人!」


バチンッ!


莉奈「この人はっっっ!!!」


「莉奈………」首を左右に振る


御忍びで出ているから名乗れないのか


莉奈「……………はい……………。」


武田「止まらぬかっっっ!!!」


「屯所に行くんだ。捕らえるならその時で良かろう」


武田「貴様……何者だ……」


莉奈「ねぇ……。首締めるよ?」