莉奈「チクリ魔」


山崎「何や?」


莉奈「告げ口したんだろ?阿呆」


山崎「二人で押し入れに入ったら俺はどうもできないやろ〜〜?」


莉奈「ふざけるな!!!何で邪魔すんだよ!!!」


山崎「お前を見張るのが俺の仕事やさかい。沖田はんから引き離せってなぁ」


莉奈「土方だな……?」


山崎「土方はんもやりたないんや……。いい加減、諦めぇやぁ」


莉奈「誰と恋仲になってもあのおっさんは引き離すよ?」


山崎「天女やからなぁ?」


莉奈「私は人間!誰とやっても歴史は変わらないし、あやかれないし災いも起きない!!!」


山崎「そう言い切る根拠は?」


莉奈「私は何もできない。何の力もない」


山崎「それじゃ不十分……。他は?」


莉奈「私が死ねば良い」


山崎「……………………………。」


莉奈「私がいるからこんな事に……。元々死ぬつもりだったのに……此処に落ちたから………」


山崎「あの光と舞い降りる姿は正に天女やったからなぁ……。羽衣も光ってたわぁ」


莉奈「羽衣?」


山崎「肩にかけて舞ってたで?」


莉奈「あぁ……ショール」


山崎「羽衣はショールと言うんか」


莉奈「羽衣じゃないってば!!!」


山崎「…………………………。もし、
天女じゃない事を証明出来れば……
沖田はんと恋仲になれんで?」


莉奈「…………………どうやって……」


山崎「ショールで飛べん事を証明」


莉奈「土方さんは知らないって……。」


山崎「それはないやろ!お前を帰さんように隠してる筈や」


莉奈「お前……そぅゆぅ事を言っちゃって言い訳?」


山崎「こんな仕事嫌やねん。」


莉奈「光栄だわっっっ!!!」


お茶を入れたのは山崎。莉奈は喋っていただけ


総司の部屋へ戻ると土方と総司は話していた


山崎がみんなにお茶を配ると


土方「莉奈……総司を誘惑するな」


莉奈「照れますね………。私は部屋へ戻ります」


お茶を持って部屋へ戻った。


押入れを隈なく探したがない……。


箪笥も調べたがない…………。


天井裏?押入れを開けて上に上がって見た。


ひゃっひゃっひゃっ!!!

見付けた!!!


ジャンプして降りたら布団に滑ってお尻から落ちた


ドンッ!