未来からの贈り物





慶喜「まぁいい。キョウが泣いてる。
もう帰って良いぞ」


莉奈「はい。じゃあ……失礼します…」



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キョウを美菜から受け取り、家に帰る。


土方「屯所寄ってくか?」


莉奈「今日も総司帰れないの?
何があるの?何するの?」


土方「廃藩置県だ………全国で反乱が起こるだろう。

武力行使しないように御所と江戸城の警護だけだ」


莉奈「っっっ!!!

組は納得してるの?」


土方「徳川から天皇中心の政になるだけだろ?」


莉奈「慶喜は…………」


土方「納得してない」


廃藩置県は早すぎる。


必要性がまだ無ければ藩も納得する筈が無い


莉奈「私もまだ必要無いと思う」


土方「未来では県なんだろ?」


莉奈「はい。でも、藩を廃止するって……何の為なの?」


土方「各藩の借金が増え、一揆も絶えないからだ……」


莉奈「言い出しっぺは……孝明天皇?」


土方「言い出しっぺって言うなっっっ!!!」


莉奈「廃藩置県であなた達がどうなるか分かってる?」


土方・総司「え?」


莉奈「武士の廃止、廃刀令、断髪令。

職を失うんだよ? 分かってんの?」


土方・総司「えっ?」


莉奈「私の時代に武士はいないと言ったでしょ?」


土方「………………。此れでか?」


莉奈はコクンと頷いた


土方・総司「…………………………。」


莉奈「慶喜と話して来る。キョウお願いねっっっ!!!」


バタバタバタバタバタバタバタバタ


総司「あ……ちょっ! 莉奈ぁーー!」


土方「はぁ〜〜〜〜〜〜……。
キョウを頼む…………………」


バタバタバタバタバタバタ


総司「あっ! ちょっ!

……………………………………。

キョウは私の子ですよ〜〜〜〜〜〜!!


行っちゃったね………。

パパと遊ぼうかぁ〜〜〜!!!」


ニコッ!っと笑うキョウに目元が下がる


総司「散歩しようか………」ニコッ!


フラフラと庭を徘徊し始める


総司「キョウ……。パパは武士だからね…。いつ死ぬか分からないんだ……。

莉奈と出会って命の大切さを学んで……、キョウが産まれて、死にたくないと感じる。 武士としては失格だ……。

でも、戦があれば、行かなきゃならない。 もし、パパが死んだら……


ママを頼むね………。沢山笑ってあげて? 沢山ママを……抱きしめてあげて?

パパの分も………ね?


まだ分からないだろうけど……大事な話をするよ?一度しか言わないから良く聞くんだよ?


知れば迷い……知らねば迷わぬ……恋の道……。」


キョウ「ふっ!」


総司「あぁっっっ!!!

笑っちゃいけないよ!! 僕の尊敬する人の発句なんだから……。

まぁ……笑えるけど………。

キョウさんには笑いの仏が付いてますね………。 いい事ですよ?」


キョウは総司の顔を見る度に満面の笑みを向ける