屯所から出て六人で刀を選んだ。
一「手に馴染むもの……直ぐ抜刀できるものを選べ……」
莉奈「名前は気にしなくて良いの?」
一「ふっ!お前には分からないだろ?」
莉奈「全然………」
莉奈はある一本を手に取った。
総司の刀に似てる………。
腰に差し、鞘から抜いて稽古と同じように構えてみる……。
うん。此れが良い!!!
莉奈「これにする!」
一「他に見なくて良いのか?」
莉奈「うん!此れが良い!」ニコッ!
お揃いの脇差しと共にお買い上げ。
莉奈「ありがとうございます!!!」
帯刀して店を出て、甘味処へ向かい歩き出した
莉奈「歩く度に刀に当たって歩き難いね………」
総司「慣れるよ……。何でその刀にしたの?」
莉奈「何となく……一目惚れ………」
総司「(クスッ!)ふぅ〜〜〜〜ん」
莉奈「何?何か言いたそうだね?」
総司「別に何も無いよ?大事にしなよ?刀の手入れも後で教える。刀自体使わなくてもちゃんと手入れはしないと錆が付くからね?」
莉奈「はい」ニコッ!
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流石……日本の首都。賑わってるなぁ。
キョロキョロと周りを見渡しながら歩く莉奈……。
ドンッ!
男の人と肩がぶつかった……。あぁ……マズイ………。
莉奈「す……すみません!!!」ペコリ
「大丈夫だ。気にするな……」
莉奈が顔を上げると
莉奈「っっっ!!! 一橋慶喜…」ボソ
一橋「ほぉ〜〜〜〜。俺を知ってるとはな………。傘を取れ」
全「っっっ!!!」
莉奈「すみません……今はちょっと……。病んでまして……禿げてるんです」
五人「……………………………。」
幹部は笑を堪えるのに必死だ。
一橋「構わん。顔を見せろ」
莉奈「…………………………。」
マズイ……街中で茶金を晒す事になるな……。
莉奈「…………………。失礼します!」
頭を下げると同時に走り出した
左之「あっ!待てぇーーー!!!」
五人も一橋慶喜に頭を下げて走り出した
刀が邪魔する為、二本を掴んで走った
角を曲がった所で止まり、息を整えた
総司「意外と走るの早いね」
莉奈「未来では普通です。ただ……草履は走り難いね……」

