坂本「おまん……危機感、言う言葉を知ゆうかっっっ!!!」
莉奈「知っちゅうがぁ!!!」
中岡「絶対知らんが!!はちきん!!」
莉奈「はちきんじゃなかぁ!!!」
西郷「…………………………。」ジト
総司「そろそろ本気で止めて」
慶喜「莉奈……」
莉奈「はい」
慶喜「黙れ」
莉奈「よかばい」
慶喜「…………………………。」ジト
土方「莉奈……やめろ」
莉奈「もす」
全「はぁ〜〜〜〜〜〜………」
莉奈「はい。すみません」
土方「分かってんのか?」
莉奈「知れば迷い知らねば迷わぬ法の道」
土方「……………………………。」
慶喜「はぁ?」
莉奈「…………………豊玉をご存知ない……?」
総司「ククククククク」
慶喜「あぁ。俳人か?」
莉奈「はい。確か……この時代の武士だったと思います」
慶喜「済まん。知らんなぁ……。面白い句を読む奴だ」
土方「(ワナワナワナワナワナワナ)」
莉奈「梅の花………」バチンッ!
土方「作戦は以上で宜しいですか?
此方も幹部会を少ししてから就寝したいと思っております」
慶喜「ああ。以上だ。質問は?」
莉奈「梅の花は一輪咲いても梅は梅なんです」
全「………………………。あぁ……」
土方「(ワナワナワナワナワナワナ)」
莉奈「みんなで梅の花も桜の花も見ましょうね!!!」ニコッ!
慶喜「…………………あぁ。そうだな。
明日より新撰組は幕臣にする。良いか!
容保の下より俺の下のが使い易い……」
幹部「え…………………………?」
慶喜「明日の朝にでも隊士に伝えろ。書簡は用意してある」
新撰組「有り難き幸せっっっ!!!」
新撰組は頭を下げる
慶喜「では解散!!! 莉奈は残れ」
莉奈「え…………………」
慶喜「少しだけだ。」
莉奈「はい」
総司「私も残ります」
慶喜「二人だけで話したい」
総司「……………………………。はい」
……………………………………
慶喜「莉奈。分かってるのか?」
莉奈「生きますから………」
慶喜「決して馬鹿な真似はするな!!」
莉奈「分かってます。 何故幕臣にするのが今日だったんですか?」
慶喜「明日、お前が死んだらお前の望みは叶えてやれんからな」
莉奈「…………………。ありがとうございます」
慶喜「感謝の意だ」
莉奈「嬉しい……です」

