ーーーーーーーーーーーー
松原「莉奈……良いか?」
莉奈「ふふふ……今日は松原さんですか……」
松原「少し話すか?」
莉奈「はい。勿論!!!」
松原「…………………強くなったなぁ」
莉奈「師匠が良かったんですね〜〜」
松原「そうか?」
莉奈「楽しく学べましたからね」
松原「いつも泣いてたじゃないか…」
莉奈「…………………そうか………。
でも、柔術は学べて良かったです。」
松原「まぁ、教える身としては嬉しい言葉だな……」ニコニコ
莉奈「鉄は……土方さんの小姓ですからね。私並に強くして下さい」
松原「鉄……か?」
莉奈「はい。お願いします」
松原「分かった」
莉奈「松原さんは、史実でも皆から人気のある組長だったと言われていたんですよ?」
松原「そうかぁ〜〜?」
莉奈「誰にでも優しいですしね」ニコ
松原「世に残るんだな……俺も……」
莉奈「新選組は有名ですからね……。
新選組のお芝居もたまにあって、浅葱色の羽織りは未だにお芝居に使われるんですよ? 150年経っても変わらない物もあるんですよ?」
松原「嬉しいな……」
莉奈「はい」
松原「沖田と幸せに暮らせよ?」
莉奈「はい。勿論です」
そうか……私が歴史を変えちゃったから松原さんの悲劇は起きなかったのか……。 良かった………。
周平の死は辛いけど………。
松原「どうした?」
莉奈「はい?」
松原「後悔………してるのか?」
莉奈「後悔……か……。死ぬ筈だった人が生きて、生きる筈だった人が死ぬのは……やっぱり辛いです………」
松原「俺か?」
莉奈「いぇ。違います。
死ぬ筈だった人が生きるのは嬉しいんです。ですが、死ぬ筈の無かった人が死ぬのは辛いです」
松原「例えば?」
莉奈「周平………」
松原「…………………………。周平はまだ子供だしな………」
莉奈「…………………はい。 私が代われれば良かった………。時は、一般の市民なんで、世に残ることは無いんですけど、時もこの戦の犠牲にしてしまいました。そう言った面では後悔しますね…」
松原「莉奈……。後悔するな。後悔したら死んで行った者へ申し訳が立たないだろ?」
莉奈「…………………理屈ではそう思ってるんですけど、ふとした時に、頭に浮かぶのは……彼らの笑顔なんですよね。
生きたかっただろうな………」

