荒木田さんを斬ってからというもの


毎日朝から晩まで松原さんに柔術を習っていた

松原さんが巡察の時は総司の稽古


出来るだけ人を殺さずに捕縛……


これが莉奈の信念となって行った


ご飯の時は武田 観柳斎の話


壬生浪士組はフランス式の戦闘方法。


武田 観柳斎の戦術は………古い……


やっぱり私の時代の様になるには……尊皇攘夷………。


でも……新選組に天下を取らせるには……


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜………」


武田「おいっっっ!!! お前が話を聞きたいと言うから話してやってんのにため息か?ふざけるなっっっ!!!」


莉奈「え? 私そんな事言いました?」


土方「言ってたぞ」


莉奈「そうですか……。では…続きをお願い致します」


武田「………………。上様の為に……」


公武合体が最重要になる。西郷隆盛を長州に付かせたら……幕府は終わる……


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜………」


武田「…………………。お前……」


莉奈「あ……つまらないんじゃないんです。どうぞ続きを……」


武田「…………………。ペリー来航により………」


尊皇は大事だけど攘夷はダメだ……。


確か……攘夷集団もいるんだっけか……


錦の御旗を掲げるのは鳥羽伏見の戦い…


公武合体が進めば……幕府は有利になれる………?


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜………」


ゴンッッッ!!!


武田「いい加減にしろっっっ!!!」


莉奈「…………………何っっっ!!!」


近藤「失礼だろ……人の話を聞いてる時にため息など……」


幹部達はウンウンと頷く


莉奈「スミマセン………。

やはり…攘夷は必要ないむしろ開国しないと……。尊皇も大事……でも幕府は必要ない……。
はぁ〜〜〜〜〜〜………。」ブツブツ


ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!


莉奈「……………………………。

何ですか?」


近藤「幕府が必要ないとはっっっ!!!」


莉奈「…………………。口に出してました?」


土方「あぁ…。しっかりと!」


莉奈「スミマセン……。気にせずお食事を召し上がりください。武田さん。お話をどうもありがとうございます」


武田「何も聞いてなかっただろぉ〜がぁ!!!」