未来からの贈り物





莉奈「近藤さ〜〜〜〜〜ん!!」


近藤「お父さん……だろ?」


莉奈「…………………。隊士としての莉奈と、娘の時の莉奈と使い分けなきゃならないですし……」


近藤「今は……お父さんだ」


莉奈「私、周平が弟になったんですよね〜? 谷家とも家族なんですよね〜?」


左之「俺の師匠だぞっっっ!!!」


莉奈「知ってるよ!何度も聞いた!」


谷三十郎は左之を槍の免許皆伝に導いた師匠だ。


左之「谷家を馬鹿にするな」


莉奈「いつ馬鹿にしたのよっっっ!!」


左之「嫌そうな顔してた!!!」


莉奈「してないっっっ!!! 家族が増えて嬉しいんだよっっっ!!!
ずっと一人だったから!嬉しいの!分かった?」


左之「っっっ!!! 可愛いっ!!」


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜?」


慶喜「良かったな?莉奈。お前にヤヤコが出来たら美菜、華、時を付ける。良いな?」


莉奈「あ。慶喜!お疲れ様。 え?一人で良いよ?しかも、戦の時と通訳の時だけで良いんだよ?」


慶喜「天女のヤヤコだぞ?みんなが狙う」


莉奈「大丈夫だよ。天女は血筋じゃないんだから」


慶喜「ダメだ!ダメだ!」


莉奈「私は出来るだけ家族との時間を大切に過ごしたいの!私たち二人で子供を育てたいの」


慶喜「戯言を吐かすなっっっ!!!」


莉奈「未来はそうやって夫婦で育てて行くの。戯言も……貫けば誠になります」


総司「我々が必要な時にヤヤコは御所に連れて行きますから……」


慶喜「何なら俺の子を……」


莉奈「それこそ戯言だろっっっ!!!
また水かけられたいの?」


慶喜「あの屈辱をまた味わえと?」


莉奈「望むなら何度でもかけてあげますよ!!!」


慶喜「何を〜〜〜〜〜〜!?」


莉奈と慶喜の取っ組み合い。


いつもの事だが、慶喜は遊び。莉奈は本気。


総司「二人とも……疲れているのでしょう!! やめて下さい!!」


土方「見てるこっちも疲れる。やめろ。莉奈……」



莉奈・慶喜「…………………。」



……………………………………




行きの緊張感もなく、帰りはお酒を呑み捲った日本軍。


まぁ…、これから戦になるだろうし……今はたっぷり休んで欲しい


莉奈「京に戻るまでの二日間は好きな事してて下さい。 ただしっ!
体壊さない程度にして下さいよ!!!」


左之「分かってるよ!!!」