未来からの贈り物





総司「死ぬのは私だけで十分ですよ!」


莉奈「私は武士じゃないからあなたたちの気持ちは分からないけど…、残される方の気持ちも考えてよ……」シュン


土方「総司は死なさねぇよ!」ポンポン


莉奈「総司だけじゃない。みんな大事だよ。みんな大好きなの」


全「泣くなよっっっ!!!」


莉奈「泣いてないけど……生きてよ。
生き抜いて武士だって胸張って子孫に残してよ。新選組の凄さを……」


全「……………………………。」


莉奈「お前は逃げるなよ?」


慶喜の胸ぐらを掴んで引き寄せる


慶喜「呑んでるのか? 目が座ってる…。
理性切れるぞ」


総司「呑んだの?」


左之「俺が呑ませた」


総司「……………………………。
また余計な事を…………………。」


莉奈「逃げたら私が殺す」


慶喜「可愛いな……」


近藤「え?」


一「殺すと言われて可愛いと返せる慶喜公の器の大きさには脱帽だ」


慶喜「ほら見ろ!この顔を!誘っているな? 子作りするんだろ?」


莉奈「………………………。慶喜……」


慶喜「莉奈…………………」

慶喜は莉奈の頬に手を添える


総司「っっっ!!! 厠どこですか!!
莉奈吐きますっっっ!!!」


慶喜「一階の隅」


総司は莉奈を担いでダッシュ!!!


土方「慣れたもんだな」


左之「何で強くならないんだ!!」


新八「進歩しねぇな」


平助「これも天女の血なのかなぁ?」


慶喜「はぁ〜〜〜〜〜〜……。」



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総司「大丈夫ーーーーーー???」


莉奈「あぁーーーーーー気持ち悪い…」


総司「早く出ておいでよ〜〜〜」


莉奈「んーーーーーー」


総司「そんな呑んだ?」


莉奈「知らんっっっ!!!」


総司「ふふっ。面白い。 ふふっ。」


キィーーーーーー


莉奈「死に損ねの莉奈です」


総司「これはこれは……。ようこそおいでなすった。ささ。井戸へ参りましょう」


莉奈「かたじけない」


総司「なんのなんの!お気になさらずに……」


井戸で口を濯いで立ち上がった


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜……。マジ疲れた」


総司「少し涼んで行く?寒いかな?」


莉奈「暑いよ……。酔い覚まし必要…」


縁側に座り星を眺める莉奈


莉奈「いつもありがとう」


総司「ん?」


莉奈「いつもワガママ聞いてくれてありがとう」


総司「いえいえ。それも仕事のうちだし、残念ながら僕は莉奈がいないと生きていけないから……」