未来からの贈り物





総司「…………………。御免なさい」


莉奈「いえ。大丈夫です」と、手を離した


総司「……………………………。」


近藤と土方が帰るとみんなも退室した



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総司「記憶……戻らなくて良い……」


莉奈「え?」


総司「私は天女のあなたではなく、人間のあなたを愛してるんです。

私は莉奈が側に居てくれれば。それで良い。それだけで生きていける」


莉奈「っっっ!!! 沖田さん……」


総司「総司。 莉奈は私を総司と呼んでいました。 総司と呼んで下さい」


莉奈「ははははは。照れますね……」


総司「抱き締めても良いですか?」


莉奈「……………………………。」


総司「怖い?」


莉奈「はい。 すみません」


総司「何もしないから………」


ぎゅーーーーーー


総司「……………………………。
怖かった……本当に……。死んだらどうしようって……本当に怖かった……」


莉奈は総司の背中にそっと触れた


総司の肩が震えていた


総司「莉奈がいれば……莉奈が誰を選ぼうが構わない。 私はあなたの笑顔が見られればそれで良い……」


莉奈「沖田さんは……優しいですね」


総司「総司です! 優しくはないよ。
喧嘩ばかりでした。」


莉奈「総司さんは……優しいです」


総司「……………………………。
そ・う・じです。さんはいりません」


莉奈「そーじ……」


総司「うん。それで良い。

莉奈とは…祝言の約束をしていました。

世が平和になったら私達のような幸せな人生を送れるように……。皆が笑って居られる世にしたいと………」


莉奈「私…カッコ良いですね?」


総司「優しいし、料理上手。そして泣き虫」


莉奈「私が泣き虫?」


総司「あなたが悲しい涙を流すと雨が降るんですよ? ふふ……。そこに怒りが入ると雷が落ちるんです」


莉奈「私が感情を?」


総司「未来では仕事柄感情を押し殺していたようです」


莉奈「あぁ。そうですね。体が商売道具ですから」


総司「その言い方はやめて下さい。

この時代に来て、変わったんだと思います。 私はこの時代の莉奈が好きです」


莉奈「そうですか……」


総司「胸は痛みますか?」


莉奈「はい」


総司「すみません。心の臓が止まってしまい、我を忘れて何度も叩いてしまい、骨を折ってしまいました」


莉奈「蘇生術……私が教えたんですか?」


総司「はぃ?」


莉奈「人間は心臓が止まってても蘇生術を施せば生き返ることもあるのです」


総司「教わってません。それ…莉奈の体が治ったら教えて下さい」


莉奈「はい」