町人「天女だっっっ!!!」

町人「天女伝説は誠であったのか!」

町人「怪我をしているようだが……」

町人「伝説通り美しい………」


近藤「っっっ! つ…連れて帰ろう!」


土方「女人禁制だ」


近藤「天女だぞ!組に幸福をもたらす」


新八「天女はやっぱり美しいものだな」


一「副長…。野次馬の数が増えてます。
此処は一先ず屯所へ戻りましょう」


土方「あ……あぁ……。帰るぞ」



町人「良いのか?天女連れて行かれる」

町人「手篭めにされるのではっ!」

町人「美しい………」



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土方の部屋に布団を敷き、女を寝かせた


総司は濡れ手ぬぐいで腫れている顔を冷やしていた。


原田「見たこともない着物だ………」


新八「綺麗だな………」


一応芸能人であるからして……死ぬ時も一応気にしてサテンのマキシワンピにショールをかけていた莉奈。


沖田「羽衣ですね」


近藤「隠しとかないと天に帰ってしまうぞ!!! 歳!押入れに隠しとけ」


土方「…………目が……見たいな……」


近藤「歳! 羽衣を隠せっっっ!!!」


土方「あ?あぁ……。これか……」


土方がショールを取ると藤堂が奪い、
肩にかけてジャンプしてみる。


永倉「俺にも貸せっっっ!!!」


原田「俺にもっっっ!!!」


藤堂「っっっ!飛べない!!!」


井上「この天女にしか使えないのか…」


総司「屋根から飛んでみたら?」


三人「よしっ!行くぞっっっ!!!」



三人は何度も屋根に登っては落ち、登っては落ち……を繰り返していた。


沖田「綺麗………ですね………」


土方「あぁ……。恐らくな……。
目を見ないと何とも言えないが……」


暫く遊んでいた原田達が帰ってきた


平助「破いちまった………」


土方「…………馬鹿者っっっ!!!」


近藤「…………………………
何という事を…………………。」