未来からの贈り物





翌日……

総司は莉奈と宗次郎くんに乗って御所を訪れていた


莉奈「慶喜。昨日は有難う。楽しかった」


慶喜「あぁ。美味かった。すまないな。また作れよ?」


莉奈「はい。慶喜にしてあげることは料理しか無さそうなのでまた言ってくれれば作ります」


慶喜「あぁ。頼んだ。
で……こいつが松平容保。会津藩主だ」


莉奈「近藤莉奈です。以後お見知り置きを…」


松平「おもてをあげよ」


慶喜「莉奈。形式は良い。始めろ」


莉奈「失礼致します」
と、頭を上げた。


松平「噂通りだな……」


慶喜「手を出すなよ?莉奈は俺のだ」


ギロリ。 総司と莉奈が慶喜を睨む


松平「……………………………。
して……何用だ」


莉奈「ご挨拶に参りました。天女として」


松平「挨拶……だけではないだろう?」


莉奈「…………………。はい。
一橋慶喜の従兄弟だと伺いました。
幕府の為に戦うのか、一橋慶喜の為に戦うのか……聞きたいのですが……。」


松平「幕府の為だ。京都守護職に選ばれたからには最後まで勤めを果たすのは当然だとは思わぬか?」


莉奈「……………………………。
その通りでございます。」


松平「ん?反論せぬのか?噂と違うな」


莉奈「あなたの考えに異論がないからです。一つだけ言わせて頂けますか?」


慶喜「容保。莉奈が煩いのはここからだ」


松平「ふっ!何だ」


莉奈「慶喜が退却命令を出した場合、全軍を退却させて下さい。新撰組もです。新撰組はあなたや幕府の為に命を捨てます。 最後まで頭であって下さい」


松平「オナゴから助言か……」


慶喜「容保……。口に気をつけろ」


松平「見下しているわけではない」


莉奈「史実通りに行った場合の話ですが、私は戦を止めようと思っております。
もし、私の力が及ばず史実通りに進んだ場合……会津戦争は激戦区になります。

新撰組全てを戦に出すよう命を下して頂きたい」


松平「会津が………激戦区………」


莉奈「会津より北上させないで下さい」


松平「近藤に言えば良かろう」