総司「天女としての誠?」


莉奈「うん」


総司「近藤莉奈としての誠は?」


莉奈「笑顔でいること」


総司「沖田莉奈としては?」


莉奈「……………………………。
子供を幸せにする。笑いの絶えない家庭にするように努めるかな」


総司「僕には?」


莉奈「このまま」


土方「俺には?」


莉奈「このまま」


総司「何?逆らい続けるつもり?」


莉奈「え……。お茶位自分で入れてよ」


総司「お茶なんてどうでもいい。
私の言うこと聞かないの?」


莉奈「はぁ?総司の言うことを…聞く?」


総司「え……。聞かないの?」


土方「旦那様の言うことは絶対だ」


莉奈「……………………………。
祝言は挙げずに、子供だけ儲けて二人で育てる事にします」


土方・総司「はぁ〜〜〜〜〜〜???」


莉奈「私の時代では珍しい事じゃないんですよ? 種だけ貰うんです」


土方「なら俺の子も産めよ」


莉奈「ふふふ。なら左之、新八、一、平助の子も産まなきゃいけないですね?
誰の子が一番可愛いかなぁ〜〜」


総司「恐ろしい世ですね。未来は」


莉奈「女も働く時代ですからね。使えない男と夫婦になる位なら、一人で自由に楽しく子育てした方が幸せだと言う人も少なくありません」


土方・総司「地獄だっっっ!!!」


莉奈「家庭を省みず、遊びまわったり浮気したりして、自分が苦しむ位なら一人で子育てした方が楽です。 私も父を見てますから……一人でも良いかと……」


総司「私は子供が好きなんで大丈夫です」


莉奈「知ってる」


総司「め…夫婦に…なりますよね…?」


莉奈「……………………………。
さぁ…。子供とは遊んで良いですよ?」


総司「…………………………。」ジト


土方「未来に産まれなくて良かった」


莉奈「あぁ。土方さんは絶対結婚しないと思います。あぁ。祝言」


土方「……………………………。」ジト


莉奈「未来は一夫一妻制ですからね」


土方「俺の子を産んでくれるか?」


総司「土方さん……斬りますよ?」


莉奈「未来には情事を交わさなくても種さえあれば、医者で妊娠させてくれるんですよ?」