慶喜「俺を沖田だと思って抱かれてみたらどうだ……」
莉奈は目を瞑って想像してみた。
莉奈「(ブルブルブル)無理だった」
慶喜「まだ試してもいないだろう!」
莉奈「想像だけで身震いしたんだよ?実際抱かれたら失神するっっっ!!!」
華「莉奈になりたい」
美菜「うちも」
時「そやね〜〜〜」
慶喜「俺を欲しがる女は腐る程いるのに、本当に欲しい女は手に入らない」
莉奈「ようござんしたね」
慶喜「良くないだろう!!!」
莉奈「私が良いって言ってるんだから良いだろう」
慶喜「い〜や…良くない。それじゃあ子は残せない。天女の二世は産まれない」
莉奈「天女で良かったと思った事は一度もありません」
慶喜「贅沢なっっっ!!!」
莉奈「こんな力がなかったらとっくに総司と夫婦になって子供もいた筈だよ?幸せが遠退いたんです」
慶喜「沖田との話は聞きとうない!!」
莉奈「疲れた……。帰って?」
慶喜「(プルプルプルプル)
貴様ぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
莉奈「慶喜と話してても埒が明かない」
慶喜「こっちの台詞だっっっ!!!
帰るぞっっっ!!!」
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莉奈「面倒くさい」
華「慶喜様は男前やないの〜」
莉奈「違うんだってぇ!!!
沖田総司じゃないからダメなの!!!」
時「そんなに良い男なん?」
莉奈「世間一般から言ったら知らないよ?だけど、私には総司が特別なんだよ」
美菜「良い男が良いやろぉ〜」
莉奈「私には良い男だから良いの!!」
時「決め手はなんやの?」
莉奈「優しい」
華「はぁ〜〜〜〜〜〜?慶喜様やって莉奈には優しいやないのっっっ!!!」
莉奈「聞いてた?慶喜は沖田総司じゃない」
美菜「莉奈は駄目女なんやなぁ……」
莉奈「待たれぃっっっ!!!
総司を愛する女は駄目女なんか?」
美菜「沖田はんがどんな人か知らんけど、慶喜様を選ばない莉奈がダメ女なんよ〜〜〜。」
莉奈「いらないもん。あんなもの…。」
時「馬鹿やな」
莉奈「馬鹿で結構!!!」

