8月13日


新八「大変だっっっ!!!芹沢さんが大和屋に火を放ったっっっ!!!」


バッ!


総司は莉奈を見た


総司「莉奈っっっ!!!」


莉奈「大和屋焼き討ち事件………」


土方「どうゆう事だ!」


莉奈「芹沢一派による大和屋焼き討ち事件。 でも……確かこれは新撰組が…」


総司「どうなってるんだ!!!」


土方「それは後だ!莉奈は山南さんの処にいろ! 行くぞ!!!」


土方達は帯刀し、走って行ってしまった


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莉奈も後を付け、陰から燃え盛る大和屋を見た………。


火消しを寄せ付けない芹沢一派


莉奈「早く火を消しなさい!!!」


全「っっっ!!! 」


莉奈「犠牲は最小限にっっっ!!」


芹沢は莉奈の前に立って鉄扇を出した


芹沢「天女が何故此処にいる………」


莉奈「芹沢鴨……。生き急ぐのはやめて下さい」


芹沢「ほぉ……儂に意見するのか」


莉奈「壬生浪士組の筆頭局長ともあろう人が皆の手本にならなくてどうするのですっっっ!!!」


芹沢は莉奈の頭を鉄扇で叩いた


ツツツーーーーーー………

莉奈の頭から血が流れた


近藤派「っっっ!!! 止めろっ!」


芹沢「天女も血を流すのか………」


莉奈「満足しましたか? では……火を消させて下さい」


芹沢は鼻で笑い、部下を引き連れ頓所へ帰って行った………


静まり返り……火の粉が舞い、パチパチと言う音だけが響き渡る


莉奈「火を消して下さいっっっ!!!」


皆は我に返り火消しを筆頭に作業が進んだ。 完全に鎮火したのは明け方……


土方「何で来たっっっ!!!」


莉奈「怒鳴らないでっっっ!!!確かめたかったの……」


総司は莉奈の頭の怪我の確認をした


総司「少し切れてるだけ。大した事ない」


土方「取り敢えず帰るぞっっっ!!!」


左之「また天女伝説に火が付いたぞ」


土方「はぁ〜〜〜〜〜〜………」


総司は手拭いを濡らし、莉奈の血を拭き傷口に充てた


総司「屯所帰るまで押さえてて」


莉奈「はい…。ありがとうございます」


新八「女に手を上げるなんてな……」


平助「よく天女にあんな事を………」


莉奈「火を消せたから良かったじゃないですか……」


総司「莉奈は女でしょ?」


莉奈「はい」


総司「これは……男の仕事!」


莉奈「はい」


土方「俺達の仕事は知ってるな?」


莉奈「はい」


総司「莉奈には見せたくない」


莉奈「はい」


左之「本当に分かってんのか?」


莉奈「分かってます」


土方「なら首を突っ込むな」


莉奈「…………………………。はい」




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