土方「何処行ってたんだ」


莉奈「酔い覚ましに総司と空を見てました」


土方「…………………空を?」


莉奈「此処の世界は星が綺麗に見えるんです。 東京は殆ど星が見えないので感激でした」


土方「東京とはお前がいたところか?」


莉奈「はい」


土方「そうか。酔いは覚めたか?」


莉奈「はい」


土方「ったく……。吐くまで呑むな」


莉奈「はい」


土方「まぁ……。良い。着替えて寝ろ」


莉奈「…………………寝る時は私の服じゃダメですか? 襦袢って…寝苦しいんです」


土方「…………………だめだ。襦袢が寝苦しいって…どんな格好で寝てたんだ」


莉奈「裸です」


土方「……………………………。」


莉奈「肌への色素沈着を防ぐためです」


土方「言ってる事は分からんが駄目だ。
俺が抑える自信がない」


莉奈「裸では流石に寝ませんよ」


土方「だーめーだ!! 早く寝ろ!」


莉奈「はぁ〜〜〜〜〜〜い………」


莉奈は着流しを脱いだ………。


土方「……相変わらずいい体だな……」


莉奈「ふふふ。ありがとうございます」


土方「…………………触れたい」


莉奈「スミマセン…。売り物じゃありません」


土方は後ろから莉奈に抱き付いた…。


莉奈「(ビクッ!)」


土方「…………………何もしない……」


莉奈「……………………………。」


土方「はぁ〜〜〜〜〜〜………。」


莉奈「抱き付いてため息は失礼ですよ」


土方「理性を抑えてるんだ」


莉奈「じゃあ離れるのが一番かと……」


土方「……………………………。」


莉奈「厠行きたいんですが……」


土方「(クスッ!) 行って来い」


………………………………



厠へ着くと総司と入れ違った


総司「襦袢でうろつかないでよ」


莉奈「駄目なんですか?」


総司「せめて羽織り来て出なよ」


莉奈「分かりました!」


総司「その格好で歩くのはマズいから部屋まで送ってく。 早く厠行ってきな」


莉奈「いつもいつもスミマセン」


総司「……………………………。」



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莉奈「お待たせしました」


総司「井戸行くよ」


総司の後を追う莉奈


……………………………………



総司「土方さん!襦袢のまま外出さないでよ!!! 襲われたらどうするの!」


土方「あぁ……。そうだな!悪ぃ…」


総司「じゃあ……失礼します!!!」



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