元治2年
慶応元年2月20日
山南「何故くっ付いているのです」
莉奈「いえ。日向ぼっこです」
山南「総司の部屋の前で良いじゃないですか」
莉奈「土方さんの部屋か山南さんの部屋の前が一番日当たりが良くて気持ちいいんです。邪魔ですか?」
山南「体は平気なんですか?」
莉奈「えぇ。もう大丈夫です」
山南は部屋に戻り羽織りを持って来た。
フワッ!
莉奈「山南さん……」
山南「また風邪を引いたら総司に怒られます」
莉奈「ありがとうございます」
山南「あなたは……尊皇開国を掲げてますが……うまくいきそうですか?」
莉奈「うまく行かせます。失敗しても何回も何百回も話します。納得して貰うまで何度も話し合います」
山南「私は自信がありません」
莉奈「どうしました?」
山南「伊東さんが来てからと言うもの、私の立場はありません……。私は組に必要ない」
莉奈「そうなんですか?」
山南「え……?」
莉奈「知りませんでした。誰がそんな事を?」
山南「いや…誰かが言った訳ではないよ……」
莉奈「じゃあ山南さんの思い過ごしですね」
山南「莉奈……私はですね?」
莉奈「私……言いましたよね…。私には山南さんが必要だって……。近藤さんは幕府の事しか考えてませんから。土方さんは組の事しか考えてない。私は開国と日本統一。尊皇はあなただけです。平助もそうだけど、平助とは真面目な話はしたくないので……」
山南「(クスッ!)何故です」
莉奈「私は相手を考えて話すんです。
平助と左之、新八は笑い担当。土方さんは生活全面担当。総司は恋仲担当。近藤さんは父上担当。」
山南「私は……」
莉奈「大事な担当。私が落ち込んでる時は、山南さんの所に来るんです。兄担当、兼、私の懐刀です」
山南「前にも言ってましたね」
莉奈「いつも笑顔でいると苦しくなるんです。山南さんは、私をまた笑顔にしてくれる心のサプリなんです」
山南「???」
莉奈「心の滋養強壮です」
山南「……………………………。」

