またあの光を放ちながら舞い降りる莉奈


総司「っっっ!!!莉奈っっっ!!!」


巡察中だった総司は駆け出し、莉奈の真下で手を広げ莉奈が舞い降りるのを待った……………………………。


莉奈「総司っっっ!!!」


総司「遅いっっっ!!!」


莉奈「……………………………。
天界に帰ります…………。」


グイグイ


足を引っ張られ、総司の腕の中にスッポリ入った


総司「お帰り」


莉奈「ただいま戻りました」


総司「うん。歩ける?」


莉奈「歩ける。ありがとう。巡察一緒にして屯所帰るね?明後日に御所帰る」


総司「……………………………。
この光を見てない訳無いだろ〜〜……。
きっと飛んでくるよっっっ!!!」


莉奈「……………………………。そう。
それは残念………」


総司「帰って来て良かった。辛い目に遭わなかった?」


莉奈「平気」


総司「本当に?」ジト


莉奈「後で……ちゃんと話すよ。何処に何しに行ってたか……。で?私が消えて何日?」


総司「何日?もう二月経ったよ……」


莉奈「っっっ!!! じ……十月?十月十月十月……」

何があったかを必死に思い出す。


莉奈「っっっ!!! 近藤さんと平助は………」


総司「江戸。そろそろ戻ると思うよ?」


莉奈「……………………………。
(土方さん…何やってんのっっっ!!!山南さんと平助死んじゃうじゃん!)」


巡察を終え、屯所へ戻ると………


慶喜待機……………………………。


慶喜「こらっ!莉奈!勝手に消えるな!」


莉奈「天界に行ってましたし……私の意思では御座いませんっっっ!!!」


土方「未来だろ?」


莉奈「いえ……。天界でした。
昆孫と思われる人に、未来に帰る事、この時代に戻る事、天界に住む選択肢を与えられ、私はこの時代を選びました」


慶喜「俺と供に歩む事を選んだんだな?」


莉奈「いえ……。新撰組です」


慶喜「何故新撰組なんだ……」


莉奈「ご先祖様に、勇様を宜しくお願いしますと言われました………」


土方「お前っっっ!!! 近藤さんの子孫かっっっ!!!」


莉奈「……………だそうです。近藤家の恥ですね……。スミマセン………」


総司「莉奈が……近藤さんの子孫……」


莉奈「だから……新撰組と供に有りたいです」