未来からの贈り物





総司「来るなと言ったのに抜け出して、暴れるだけ暴れて逃げるなっっっ!!!」


莉奈「(ビクッ!)」


総司「武士を嘗めるなっっっ!!!」


莉奈「…………………。ごめん……」


総司「帰ろう………」


莉奈「先に帰って………」


総司「はぁ〜〜〜〜〜〜………。」


莉奈「ちゃんと……帰るから……」


総司「出来ない」


莉奈は刀と鞘を総司に渡した


総司「……………………………。」


莉奈「私には……重すぎる」ニコッ!


総司「……………………………。」


莉奈「御所に行くまで……預かってて」


総司「稽古は…………………」


莉奈「やらないよ」


総司「…………………。分かった。」


莉奈「帰ろう」


「おぉーーーーーーーーーー!!!」


池田屋から逃げた奴の闇討ち………


総司「莉奈!持ってて!!!」


総司は莉奈に刀と脇差を渡すと莉奈の前に立ち、抜刀……………


キン ザシュ! キン キン ザシュ!


総司の後ろにも敵が回って来た。


戦うしかないの……………?


私の前には三人。 総司の前には五人。


莉奈「……………………………。
斬りたくない……。刀を収めて……」


「やぁーーーーーー!!!」


ズシャッ!


あぁ………。これが……居合いだ……


戦う意思のない状態での抜刀……。


莉奈は刀の血を振り払い、また仕舞う。


莉奈「本当に戦いたくないの……。」


長州「じゃあ……死ねぇっっっ!!!」


ズシャッ!


あぁ…………………。ごめんなさい。


次は仕舞わなかった……………。


夜が明ける……………。


莉奈「……………………………。


幸せは………

生き抜く先に………

見えてくる」



どっかで読んだ詩だ………。


私は…………。死んだから………。


何も見えなかったの……………?


また何も見ずに死ぬのか? 私は……。