未来からの贈り物





莉奈「ごめんね……」敵の頬を撫でる


長州「敵に何故謝る」


莉奈「人を殺す重さを忘れてはいけないと教わりました。人を殺す事に慣れてはいけないと………」ポロポロ


頬を撫で続ける莉奈


莉奈「あなたにも……家族や仲間がいるのに……ごめん……」


源さん位の年だろうか………


長州「天女の胸で……死ぬのも……
悪くない…………」


彼は莉奈を見つめたまま息を引き取った


莉奈は彼の目を閉じ、地に寝かせ、蹴った刀を胸に抱かせ、脇差と小刀を戻した


莉奈は立ち上がり、彼を見下ろしていた


その様子を敵も味方も全員が見ていたとも知らずに………


莉奈「ごめんなさい……………」


総司と土方が莉奈の両脇に立ち、見下ろした。


莉奈「ごめん。びしょ濡れだね……」


土方「…………。帰るまでに泣き止め」


総司「莉奈……。ありがとう……。覚えてたんだ………」


莉奈「命は……重いね……。何で……幕府も長州も殺し合うの!!!

死んで良い命なんて一つもないっっっ!!! 人を殺して成り上がって何が良いのっっっ!!! 長州も幕府も……馬鹿じゃないのっっっ!!!」


莉奈は駆け出し、池田屋を出た


総司も後を追った


土方「……………………………。
夜明けを待って戻るぞ………。」



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グイッ!


総司に手首を掴まれた


莉奈「離してっっっ!!!」


総司「離す訳ないだろっっっ!!!」


総司が怒鳴る…………………


莉奈「離してっっっ!!!」


総司「……………………………。
これが……僕の仕事だよ………。」


莉奈「……………………………。」


総司「………………。嫌いになった?」


莉奈「……………………………。」


総司「莉奈はどうしたい………。」


莉奈「分からない………。」


総司「僕から離れて行くの………?」


莉奈「…………………離れないよ」


総司「じゃあ理解して!!!」


莉奈「…………………うん」