ってかー。

「夢璃先輩って、愁二の事好きなの?」

俺は、言った。


いや、ないか…。←


「えっ!?

逆に、俺と夢璃って両想いじゃないの!?」

愁二は、ビックリして言う。


おいおい、愁二君…。
自意識過剰もその位にしてたほうが…。


「…まぁ、お前は格好いいよ。
ってか、可愛いよ?

サッカーだって上手いし、女子にだってモテモテだと思うっ!

けど、先輩って彼氏つくらないじゃんっ?」

俺は言った。

夢璃先輩も、可愛くてモテモテなのにみんな断ってきた。


あれ……?

そうなると…

「だからー!両想いなんじゃんっ!」

断言してるし。


どうやったら、そんな自分に自信がつくんだよ。

俺にも、その自信を分けてくれ。


「俺、夢璃先輩に聞くっ!」

俺が言った。


「じゃぁ、夢璃に会いに行かなきゃね。」

行く気満々だ…。


「弘史行こー!」

いつの間にか廊下にいるし……。

本当、こいつ好きだな…。