――夢璃――

さっきは、泣いてしまったけどもう大丈夫。

戒斗に、お礼言っとかないと…。


「さっきは、ありがとう。」

「おう。すぐ泣くなよ。」

戒斗が笑って言った。


「夢璃ー!行こう?」

遥香と智希が言った。

そうだ。次は、体育だった。

私は、遥香と智希と体育館に向かった。


体育館に着いた。

残念ながら、智希とはここでお別れ。


「ばいばーいっ。」

私は、そう言って智希に手を振った。

「おうっ。」

そう言って、智希も手を振りかえしてくれた。


「行こうー。」

遥香が私の手をとる。

「うんっ。」